情熱をかきたてる「宝石の女王」ルビー

あらゆる危険や災難から身を守り、困難を乗り越える手助けをすることで、持ち主を勝利へと導く「ルビー」。ラテン語で赤い色を表す｢Rubeus｣に由来しており、かつて昔は赤い宝石の総称として用いられていました。 燃えるような真紅の色をしたルビーは、深い愛情をもたらし、情熱をかきたてることから、恋をつかみたいときやアプローチの成功を願うときにおすすめ。ライバルに打ち勝つための自信と勇気をあたえてくれることが期待されています。また、官能的な艶やかさをイメージさせて、持ち主の魅力を高めると言い伝えられていることから、恋愛において積極的になりたい方やパートナーとの関係が長く続くよう願う方におすすめです。

困難から身を守り、戦いを勝利に導くルビー

集中力や精神力を高めることで、物事を成功へと導いてくれる｢ルビー｣。宝石の女王とも呼ばれており、古来より勝利や豊穣を願って、また愛の贈り物として親しまれてきました。古代ローマでは、ルビーには軍神マルスが宿ると信じられ、力と情熱、行動力を高め、危険を知らせてくれるというルビーを、戦争に向かう兵士達がお守りとして身に着けていたそうです。また、ヒーリング作用にも優れており、蓄積したストレスを和らげ、心身のバランスを安定させてくれるとも伝えられています。勇気や自信をもたらしてくれることから、大切な商談を成功させたいときや新しいことに挑戦したいとき、また恋愛や仕事におけるライバルを退け、勝利を手にしたい方の心強い味方となってくれます。

ルビーとサファイアは実は同じ鉱物

宝石を代表する石として知られるルビーとサファイアですが、実は同じコランダム（鋼玉）と呼ばれる鉱物でできています。クロムが1％混入すると、濃い赤色のルビーになり、鉄・チタンが混入すると、青色のサファイアになります。なお、クロムが0.1％しか含まれない薄い赤色のものはピンクサファイアと呼ばれて人気を集めていますが、逆に5％を超えてしまうとエメリーという工業用研磨剤になり、その価値は大幅に落ちてしまうそうです。最高級のルビーは、ミャンマーで発掘された｢ピジョン・ブラッド（鳩の血）｣と呼ばれるもの。ダイヤモンドの次に硬度が高いので、他の石を傷つけないよう、取り扱いに注意が必要です。

ルビーの原産国