世界一幸せな猫
2015年2月13日
先日ご紹介した猫のちび子が1月24日に天に召されました。
前日の夜遅く急に容態が悪くなりそのまま入院となりました。
翌日仕事を終え会いに行くまでちび子は頑張って待っていてくれました。
病院に着き酸素室にいるちび子に声をかけると目を開けて一生懸命たちあがりよろよろとこちらに歩いてきました。
ドアを開け顔と顔を近づけ身体をなぜると安心したようにまた横になり10分もしないうちに逝ってしまいました。
病院に着いてわずか15分の出来事でした。
頑張ってずっと待っててくれたんだ、と思うともう涙が止まりませんでした。
早く家に連れて帰ってあげたい、ちび子のなきがらを抱きながらちび子の名前をずっと呼んでいました。
ちび子はもう今はいませんがちび子は最後にたくさんの贈り物をしてくれました。
ちび子の様子がおかしいと最初に気づき一緒に病院についていってくださったYさん、彼女は最初に緊急入院した日もすぐに病院にかけつけてくれて退院したあともちび子の身体に良いキャットフードをなんども差し入れてくださいました。
ちび子が最後に入院したときも自分たちが仕事が終わる何時間も前に病院に行き、ずっとちび子に付き添ってくれていました。
入院した病院では日本人のMさんはじめドクターやスタッフの皆さんが精一杯のケアをしてくださいました。最高の医療を受けることが出来たと感謝しています。
毎日10人の友達のために祈るという目標をたてた友人のIさん、その10人の友達にプラスしてずっとちび子のことも毎日祈ってくださいました。
ちび子が入院しているとき一緒にお見舞いに行ってくださったSさん、Mさん。
ちび子の古い写真を送ってきてくれたNちゃん、年末年始とにタイにいらしたKさんとYさん、二人ともちび子のことが大好きで滞在中よく会いにいらしてくださいました。
大事な家族のワンちゃんをなくされた経験をされたSご夫妻や、タイにいて最後に飼っていたわんちゃんと会えなかったという話をしてくれたNくん、同じく昨年飼っていた猫ちゃんをなくされたAさんなどメッセージをいただきました。
Sちゃんは日本の実家で長年飼っている猫ちゃんの調子が悪いと先日日本へと帰って行きました。ちび子がなくなったと聞いたとき彼女も涙を流していました。
ちび子がなくなった次の日は何人もの友達が白い花を持ってきてくれともに涙を流してくれたり心配して来てくれました。
昨日は朝からたくさんのお客様にいらしていただいたのですが、その中の何人かの方がちび子ちゃん元気ですか、とお尋ねになりました。
みなさん以前いらした時、ちび子をひざの上にのせて可愛がってくださった方々でした。
ちび子がなくなったことと自分たちが会いに行くまで病院で頑張って待っていてくれたことを話すと皆さん涙を流して悲しんでくださいました。
お一人は昨年飼っていた猫ちゃんをなくされたそうです、もう一人のかたも静かに涙を流されていました。
その時あらためてたくさんの方にちび子は愛されていたんだなと知り、なんて素敵な人達に自分は囲まれているんだろうと感じることが出来ました。
この世は嫌なことや醜いこともたくさんあるけどそれと同じくらい愛にあふれた世界でもあるということを最後にちび子は贈り物として旅立っていきました。
最後の2ヶ月間、たくさんの人達に愛されて可愛がってもらったちび子は世界一幸せな猫だと思います。
感謝とともに