悪運を寄せ付けない守護の石、ターコイズ

邪悪なものを退けて、幸運を呼び寄せるとの言い伝えから、幸せな未来へと導いてくれることが期待されている「ターコイズ」。古代より世界各地で「神聖な石」として信仰の対象とされ、人類最古の霊石のひとつに数えられている天然石です。 大空を思わせる鮮やかなスカイブルーが、古代エジプトではオシリスとイシスという両方神の象徴とされ、またネイティブアメリカンの間では「天空の神が宿る石」といわれ、天候や災害の予知など宇宙と一体になる儀式に用いられてきました。 様々なトラブルから身を守ることで、目標に向かって努力し続ける人の夢の実現を手助けしてくれると言われています。

旅人の石、ターコイズ

ターコイズは、別名トルコ石とも呼ばれています。ペルシャで産出された後に、商人たちがトルコを経由してヨーロッパに伝えたことがその由来と言われています。 持ち主の代わりに危険を察知、トラブルを避ける力で不慮の事故から守ってくれることが期待されていることから、旅先での安全を見守る「旅人の石」として知られています。 また、それ以外にも癒しのエネルギーで心を静め、精神を安定に導くことで、コミュニケーション能力を高めて、好印象をもたらしてくれると言われています。 ターコイズは、自分で買って身に着けるよりも、人から贈られて身につけた方が、より幸せになれるという言い伝えがあります。

どんどん希少価値が高くなる天然のターコイズ

ターコイズの産地として知られているのが、アメリカやイラン、メキシコ、中国など。ライトブルーから深みのある緑まで、産地によって異なる自然の色合いは魅力的で、コレクターからも高い人気を集めています。しかし、現在は産出量が少なく、流通数も限られたものとなっています。 ターコイズは、水分を含んでおり、非常に柔らかいことから壊れやすい性質を持っています。乾燥によって色褪せてしまうことも稀にあり、流通している天然もののほとんどにワックスや樹脂などの硬化処置がなされています。また、粉末のターコイズを固めた練りターコイズや、白いハウライトを青く染めて作られるハウライトトルコなど、ターコイズの模造品も数多く存在しています。

ターコイズの原産国